ラテン語の暦の月の名前
以下に暦の月の名前をまとめておきます。ラテン語については単数主格形を示します。また、現代語との関連も示しておきます。
- (mensis) Ianuarius (m.)
- 男神ヤーヌス(Ianus)の月。紀元前153年に年の1番目の月とされる。イタリア語の「gennaio」、スペイン語の「enero」、フランス語の「janvier」、ドイツ語の「Januar」、英語の「January」に相当。
- (mensis) Februarius (m.)
- 紀元前153年に年の2番目の月とされる。イタリア語の「febbraio」、スペイン語の「febrero」、フランス語の「février」、ドイツ語の「Februar」、英語の「February」に相当。
- (mensis) Martius (m.)
- 軍神マルス(Mars)の月。もともと年の1番目の月だったが、紀元前153年に3番目の月に繰り下げ。イタリア語の「marzo」、スペイン語の「marzo」、フランス語の「mars」、ドイツ語の「März」、英語の「March」に相当。
- (mensis) Aprilis (m.)
- もともと年の2番目の月だったが、紀元前153年に4番目の月に繰り下げ。イタリア語の「aprile」、スペイン語の「abril」、フランス語の「avril」、ドイツ語の「April」、英語の「April」に相当。
- (mensis) Maius (m.)
- 女神マーヤ(Maia)の月。もともと年の3番目の月だったが、紀元前153年に5番目の月に繰り下げ。イタリア語の「maggio」、スペイン語の「mayo」、フランス語の「mai」、ドイツ語の「Mai」、英語の「May」に相当。
- (mensis) Iunius (m.)
- 女神ユーノー(Iuno)の月。もともと年の4番目の月だったが、紀元前153年に6番目の月に繰り下げ。イタリア語の「giugno」、スペイン語の「junio」、フランス語の「juin」、ドイツ語の「Juni」、英語の「June」に相当。
- (mensis) Quintilis (m.)
- もともと年の5(quintus)番目の月だったが、紀元前153年に7番目の月に繰り下げ。さらに、紀元前44年にユーリウス・カエサル(Iulius Caesar)を讃えて、「(mensis) Iulius」と改称。イタリア語の「luglio」、スペイン語の「julio」、フランス語の「juillet」、ドイツ語の「Juli」、英語の「July」に相当。
- (mensis) Sextilis (m.)
- もともと年の6(sex)番目の月だったが、紀元前153年に8番目の月に繰り下げ。さらに、紀元前8年にアウグストゥス(Augustus)を讃えて「(mensis) Augustus」と改称。イタリア語の「agosto」、スペイン語の「agosto」、フランス語の「août」、ドイツ語の「August」、英語の「August」に相当。
- (mensis) September (m.)
- もともと年の7(septem)番目の月だったが、紀元前153年に9番目の月に繰り下げ。イタリア語の「settembre」、スペイン語の「septiembre」、フランス語の「septembre」、ドイツ語の「September」、英語の「September」に相当。
- (mensis) October (m.)
- もともと年の8(octo)番目の月だったが、紀元前153年に10番目の月に繰り下げ。イタリア語の「ottobre」、スペイン語の「octubre」、フランス語の「octobre」、ドイツ語の「Oktober」、英語の「October」に相当。
- (mensis) November (m.)
- もともと年の9(novem)番目の月だったが、紀元前153年に11番目の月に繰り下げ。イタリア語の「novembre」、スペイン語の「noviembre」、フランス語の「novembre」、ドイツ語の「November」、英語の「November」に相当。
- (mensis) December (m.)
- もともと年の10(decem)番目の月だったが、紀元前153年に12番目の月に繰り下げ。イタリア語の「dicembre」、スペイン語の「diciembre」、フランス語の「décembre」、ドイツ語の「Dezember」、英語の「December」に相当。